シュ・ミゼラブル

趣味多すぎてパンク。雑な感想、メモ

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」観た。ゴジラは御神輿

※ネタバレあり

渡辺謙が出てる」「なんかめっちゃヤバイらしい」という前情報だけで観に行った。
結論から申しま~す~と(声:ミュージカル『エリザベート』より山崎育三郎ルキーニ)渡辺謙は出てたし、めっちゃヤバかった。
前情報これだけで全然エキサイティングできた。

 

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godzilla-movie.jp

2019年 ‧ ファンタジー/SF ‧ 2時間 12分

監督:マイケル・ドハティ

出演:カイル・チャンドラーヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウンサリー・ホーキンス渡辺謙チャン・ツィイー

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同行者も前情報なかったので、「渡辺謙は吹き替え上手らしいな~」「ピカチュウでも渡辺謙は吹き替えうまかったわ」「浅野忠信の吹き替えは微妙すぎて、浅野さんも自覚あるらしい。渡辺謙はやっぱりすごいんやなあ」「渡辺謙すごいんか」「ていうかピカチュウ渡辺謙出てたってことは、もしかしてゴジラには渡辺謙出てない?勘違い?」「渡辺謙出てる出てる!」と渡辺謙の話だけして映画館に向かった(中身のない話)。

観てる間は「どういう意味これあっ!かっこいい~こいつヤバイやつやん!えっどういう意味、えっ死ぬの!?えっうわ~!そんなのあり得るか!?え~~~」っていう感情に振り回されていたので、ちゃんとしたレビューみたいなものは無論書けないが、とりあえず面白かった。

 

 

ゴジラモスラのラブストーリー

モスラゴジラのラブストーリーが一番衝撃的だった。

正直ゴジラ界隈に全く詳しくなく「シンゴジラ」しか見たことないので(渡辺謙のくだりでバレている)、モスラが女の子キャラということも知らなかった。

しかもモスラめっちゃ強い。モスラって蛾なのになんであんな強い?固定観念だが、蛾とか燃えたら終わりだし、脚とかちぎれそう。でも強いモスラ
そもそも蛾がめちゃくちゃ苦手だ。人がゴキブリを嫌がるのと同じレベル、これ以上に恐怖対象である。冒頭のモスラの繭のシーンで「モスラ出てくる。蛾無理だった、でっかい蛾、オワタ」と思ったが、成虫(?)のモスラは蝶のように華麗で、動きが美しかった。「先ほどの無礼をお詫びしたい...」と思った。

 

登場人物が面白い

性別はあまり関係ない

この映画では性別はあまり関係なさそう。
対男性には「男らしく!」みたいな言動もなければ男だから、みたいな描き方がない。
対女性にも「女のくせに」「女なのに」といった矢はないし女を武器にする人もいない。
そしてみんな自分らしく、自分の極めたいことに邁進してるからかっこいい。

わたしはどうしても参考にしたいので女性を中心に見てしまうのだけど、大佐は部下を従えてコントロールしているし慕われている(っぽい)。マディソンも少女だが果敢で、自分で考え行動する。(※マディのママ・エマはさすがにいきすぎてる。)

チェン博士が好き

チャン・ツィイーが演じるチェン博士がすき。
当初観たとき誰が演じてるのかわからなくて(前情報が渡辺謙しかないから)、「誰めっちゃかっこいい!」とときめいた。ショートヘアで、吉瀬美智子かなと思った。たぶんみんな思ってた。
冷静で、神話を通じて怪獣たちを研究対象として見ている感じ、知的。神話との繋がりに気付いたときの目の輝きがオタクのそれと同じだった。
一番ときめいたのは「深海ゴジラお目覚め大作戦」(造語)に出発するときにモニターに親指を立てるシーン
かっこよすぎて自分もカーキのジャケット着て腕捲りしたいと思った。シンゴジラ観たときは石原さとみがかっこよかったのでベージュのシャツ買った。
やっぱり何かこだわりを持って極めようとしてる人に惹かれるなあと思った。

エマーー周りが見えなくなるのは怖い

だがさすがに同じ何かこだわりを持って極めようとしてる人であるエマ(マディソンのママ)はヤバイ。宗教にハマってる人の目してたし、さすがにテロリスト。見終わった後、「エマの目、いってたな」って話になった。何かに集中して、魅了されるのはいいけど周りが見えなくなって、客観性を失うのは危ない、ダメゼッタイ。エマの「環境を破壊してきたのは人間」という主張はわかるしそういう意見もあっていいと思うが、さすがにいきすぎると危険思想。
あと、エコテロリスト(ってなんだ)が時々渡辺謙に見えた。

 

吹替版

吹替でみたのだが、エンディングの後の[Alexandros]が青春映画感出してきた。
何度もいうが、渡辺謙以外の吹替含むキャストの情報を全く仕入れていなかった上に、[Alexandros]が日本版のエンディングを担当してることも知らなかった。いきなり[Alexandros]が流れて「何!?ゴジラたちとの思い出ムービー!?」って思ってしまったし、さっき見てたゴジラキングギドラの闘いシーンがヤンキー同士のバトルだったんじゃないかと錯覚し始めた。
しかも吹替が渡辺謙以外にも田中圭木村佳乃芦田愛菜ちゃんとかめちゃくちゃ豪華で大声で「ええー!」って言いそうになった。めっちゃキョロキョロしてしまった。
芦田愛菜ちゃん自然で上手、いい声。
芦田愛菜ちゃんとか知ってた!?前も同じような役の吹替してなかった?」という話になったが、「それはパシフィックリム」と言われた。

eiga.com


吹替どころか本人だった。

音楽強い

お経リミックスも、セイヤ!も、とりあえず音楽強い。
でも流れ始めるのが後半(だったと思う)なので、既にゴジラ神話に洗脳されている身にはナチュラルな崇拝音楽くらいにしか感じなかった(重症)。
さすがにエンディングでは徐々に洗脳が解け、ゴ!ジ!ラ!セイヤセイヤ!の“ヤバさ”に気付けた。
セイヤセイヤって煽られるゴジラ、これは御神輿。
御神体だから。ゴジラは御神輿。
お経リミックス作った人、(椎名)林檎さんと気が合うんじゃないか。すぐ「お経」っていうプレイリスト作った。

youtu.be

1954年に伊福部昭が生み出した唯一無二のゴジラ音楽が、ハリウッドによる壮大なリスペクトで、新しいソウルが吹き込まれていく特別メイキング映像!
ゴジラ』のメインテーマに加え古関裕而の「モスラの歌」、日本人僧侶による読経、25人もの日本人太鼓奏者の掛け声を使用し、そしてLAを始めロンドンや上海、日本などのレコーディングスタジオで、数週間に渡って魂の収録が行われた。

日本人僧侶による読経、25人もの日本人太鼓奏者の掛け声

強すぎる。ゴジラとその生みの親へのリスペクトも感じられる。

 

ラドン

ラドンが「ごますりくそバード」「スネ夫」「メキシコのイキリ翼竜」って呼ばれてるの面白すぎる。長いものに巻かれがち。チェン博士のくだりの通り、こだわりと信念がある人を尊敬しているので、ラドンちゃんみたいな流されまくるようなのはお断りである。さっきまでキングギドラのためにあんなに戦ってたのに、あっさりゴジラに平伏して、「あなたには信念というものがないんか」と思ってしまった。
友人から送られてきたラドン


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目線がムカつく。
エンディングで「ラドンちゃんは火山に帰りました♪」みたいなかんじだったが、「メキシコを火の海にしたくせに何のうのうと!?」という気持ちになった。

 

 

あんなにゴジラから出る放射能を浴びてるはずなのにみんな結構普通にしてるのもツッコミどころあるが(さすがに渡辺謙は終わった)、生半可な気持ちで見に行っても楽しめる映画だった。
映画館から出た後の会話も盛り上がった。

次、アラジン見に行きたいなー。

 

一応あらすじ

 Wikipediaより

ゴジラとムートーの戦いから5年後。巨大怪獣の存在が公になり、それまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」は政府や世論から怪獣への対応と被害の責任について追及を受け、解体の危機に晒されていた。

同じ頃、中国・雲南省にあるモナーク基地では、モナークの科学者エマ・ラッセル博士と娘のマディソンらが孵化したモスラの幼虫との交信を試みていた。しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。事態を把握したモナークの科学者・芹沢猪四郎博士は、元モナークのメンバーでエマの夫マークに協力を要請し、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなる。

オルカの音波を追跡した結果、アラン達がモナークの南極基地へ向かっていることが判明し、マーク達も南極へと向かう。南極基地を占拠したアラン達の目的は南極の氷塊に眠る怪獣"モンスターゼロ"を目覚めさせることだった。到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子と再会する。だが氷塊に仕掛けられた爆弾が爆発し、基地は崩壊してしまう。アランはエマとマディソンを連れて逃亡、マーク達も間一髪基地の崩壊から免れるも、それにより眠っていたモンスターゼロが目覚めてしまう。

しかし、そこへモンスターゼロの復活を察知したゴジラが出現し、ここに怪獣たちによる世界の命運を掛けた戦いが始まった。