シュ・ミゼラブル

趣味多すぎてパンク。雑な感想、メモ

三浦大知の哲学をアリーナで浴びた『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2020 “COLORLESS”』★ネタバレ有

★ネタバレあり
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 参加日時

2019年10月23日(水)、24日(木)18:30〜@大阪城ホール

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「これは一体何。大知は生きていた」
ライブ終了直後、脳から直接発せられた。
もう、すごい。もう、すごい。なんていうか……すごい。言葉と思考を失うくらいすごい!とにかく人類全員ライブ観て。すごい。やばい。三浦大知さんすごい。人間すごい(?)。以上です。
………というわけにもいかぬので、どうにか文章にしてみんとてするなり…(土佐日記
 
ちなみに、まだ三浦大知さんのライブに行ったことがない人にも読んでほしくて書いたので、""レポ""ではないかも。そしてめっちゃネタバレです。
さてみなさん。 

tomoshka.hateblo.jp

 これ、拙すぎて読み返したくもないんですけど。

今年3月ーー初めて三浦さんのライブにお伺いし(謙譲語)、歌声から放たれるパワーとダンスの華麗さ、ステージの美しさに圧倒されたという話。
あれから当該公演が収録されたBlu-rayは勿論購入し、何度も観た。楽曲も聞きまくったし挙げ句、住民登録(大知識入会)してしまった。
そうなんですよ。まだ7ヶ月…。妊娠から出産までの期間より短い。やばいですよね。でも、明らかにポジティブさを手に入れることができた。
 
そんなこんなで一緒に遊びましょうと言われたし


COLORLESSツアーにもお伺いすることにした。
 

 

セットの圧

会場に入った瞬間目に飛び込むのは、天井まである巨大な△。
…ムー?
△の圧が凄すぎて(ちなみに両脇には▼、のちにモニターであることが発覚する)、「新たな宗教施設なのでは?」とチケットを見返した。ちゃんとライブだった。自分の意志で来たくせに連れてこられた気分である。
会場ではKREVAアニキやyellow strapsなどのchillな音楽が流れていて、「いつの間にか眠らされて、気付けば宗教に入ってるとかそんなん?」とか考えていた。強がりなので、始まるまでは結構冷めている。
が、この予感は伏線なのだった…
 

三浦大知さんの大暴れパーティー自己啓発セミナーなセトリ

「とにかく音楽楽しい!自分を解放しよう、自分らしく生きよう!とりあえず音楽楽しい!」
そんな声が聞こえてくるライブ。
ステージにはとにかく楽しそうに歌って大暴れする三浦さんがいて、「楽しくやってますので、皆さんもよかったらどうぞ!」っていう感じ。
踊るし、叫ぶかと思えば囁くし、セクシーにも魅せてくるし、ピアノを奪うし、ピアノの上に座っちゃうし、最後は仰向けになって歌うし…。まさにIt's a Partyで、我々はご招待V.I.Pされてしまったのである(引用:Blow You Away!)。
しかも音楽の楽しさを見せつけると同時に、自己肯定感を高めてくれる、これはもうただのライブではない。
三浦大知さんによる自己啓発セミナー。
そして宗教。チケットは御札。
 
 

COLORLESS――オープニング

暗転の歓声後、薄暗く照らされたステージには三浦大知さんが召喚されていた(召喚すな)。異世界から連れてこられたようにぼーっと見渡し、おもむろにマイクを手に取って披露されたのは未発表曲の「COLORLESS」
クールなイントロから一転、サビでは「もっとー自由にーー!!」と訴える姿が印象的で、このツアーを通して今の三浦さんが伝えたいメッセージだと感じ、ぞくぞくした。
 
COLORLESS、無色透明。常にフラットでいたい。
 
MCにてこのツアータイトルに込められた意味を語ってくれた。
何をしても、どんなジャンルにも属さない「三浦大知でいたい」――。
おこがましくも、わたしも最近似たことを考えていた。
人間なので感情で振り回されることはある。でも過度な起伏は思考を妨げ、冷静な判断を失う。自分を見失ったり、後で自分を責める引き金になったりもする。今まで振り返ると、そういうことってたくさんあったよなーって思っていて、客観的に、フラットに物事を考えて人とも物とも接したい、と考えていた。
三浦さんの言う「フラット」と完全に同じではないかもしれないが、そんなわたしに響くものがあった。
 

クールなのか!?ホットなのか!?な前半

それを踏まえてセトリが最強。
先述の新曲で自由を訴えた後、「Blizzard」で自分の壁に立ち向かわせ、そのアウトロから「(RE)PLAY」のイントロ。サビの「一度しかない人生」から始まるライブ版は、怒涛のダンスを予兆させてやっぱりかっこいい。
冒頭からパワーを頂くような3曲だが、続くのはアルバム「The Entertainer」収録の「I'm On Fire」
「意識高い系」の楽曲の後に「意識失う系」でぶち上げてきた。本当にOn Fireで思わず笑った。比喩ではなく本当に火炎が出てたんですよ、しかも真ん中で。こっちも結構熱いのに、ステージにいる人たち丸焦げになるんじゃないかと思った。
予想以上に突き抜けていって笑いが止まらず思考が停止したまま「Who's The Man」が来るので、思い切り「テッテ、ダイチ!テッテ、ダイチ!」した。
 
アルバム「球体」からの「誘蛾灯」でブレイクダウン。光とダンサーによる柱が幻想的で美しく、一気にアートな舞台へと変貌し、うっとりしてしまう。。
 
カラフル謎ボトムスに暗めのジャケットで再登場して始まったのは、アルバム「The Entertainer」から「Blow You Away!」
この曲は結構このライブを表しているなあと勝手に思っている。ピアノの上に座って歌ったりして「目疑うワザのパレード」「ここからShow time,Babyついてこれるかい?」「身震いするようなEntertainment知ってるかい?」って煽ったら、「どんな色に染/ま/り/た/い…?」で宙に△を手で描いて、△のセットが虹色に染まっていった。
 
「マジシャン…?」(違います。照明さんの技術です。)
 
そのままシングル「U」のカップリング曲「Complex」のイントロをピアノで弾き始める。キラキラしていて好きな曲なので聴けるだけでも嬉しいのに、ピアノの前で楽しそうにしている生き物...やりたい放題の幼児(32歳・エンターテイナー兼2児の父)。
 
幼児かと思えばアルバム「FEVER」から「MAKE US DO」、シングル「Cry&Fight」のカップリング曲「Forever&Always」。(お衣裳はレインボーおじさんなのに)吐息混じりの歌声と脱力感のあるダンスで一気にセクシー大人ステージに・・・
ここ日本?
マツコ・デラックスに観てほしい、この部分だけでもいいから。
 

バラードコーナー

ゆるゆるMCが始まり、「謎の向上心」(本人談)による弾き語りとバラードコーナーへ。
 
ダンスとかパフォーマンスが凄すぎて、歌も素晴らしいことを忘れがちだと思うんですよ、初心者は。「エ!すごい!かっこいい!やっぱダンス凄いな!」ってなってるうちにどんどん進んでいく。わたしもそうだったので。でもバラードコーナーで「いや、歌声、過ごすぎん!?」って気付く。なのでバラードコーナー、実は最強説。
 
本人は「楽器は下手なので挑戦するだけでゴール」と散々ハードルを下げてから、ピアノで「Lullaby」、ハーモニカで「別れのベル」
楽器が苦手だと仰いますが、そもそも声が4DXヒーリング楽器なのでピアノやギターのシンプルな音に映える。耳と心のごちそう、痛風になりそう(韻)。2019年11月にこの2曲を生で、しかも弾き語りで聞けるなんて本当に贅沢ですよ。
優しい笑顔でピアノを弾く姿を見て思わず
大知は聖母
そう思いました。マリア様だったんですね。
 
弾き語りの次は最新曲「片隅」。音源でも十分きれいな曲だが、生歌はその100倍沁みる。後ろの△にもMVっぽい映像が流れていて美しい。
長めの後奏で後ろにはけると、△には上から撮ったMVが流れ、三浦さんが砂漠みたいなところをふらふら歩いてる姿が現れる。凝ってるなあ。
 

怒涛の後半

後半の始まりはアルバム「球体」から「飛行船」。完全バラードでもないけど、アップテンポかと言われるとちょっと違う楽曲でブリッジ。背景の眩しすぎるくらいの照明に並ぶ三浦さんとダンサーの影は幻想的で、夢見心地になる。
今思えば、この後の怒涛の展開に連れていくために作為的に夢見心地にさせた・・・?こわい!罪な演出!
 
シングル「片隅/Corner」から「Corner」
「不確かな未来を楽しめ」「全ては自分次第点を繋げ」(←おそらく小島監督に影響受けてる)っていう歌詞が好きだし、ずっと見たかったダンスなので念願…なのだが…
目の前(アリーナⅮブロックだったので)にぞろぞろ出てくるスタッフ・・・ なんか台が・・・?
困惑のまま「Corner」は終わり(2分46秒しかない曲なので)、聞こえるイントロは・・・「Right Now」(通称ライナウ)。
 
ライナウはヤバイ ライナウはヤバイ ライナウはヤバイ ていうかなにこの台は!?
イントロの40秒くらい心の中で唱えていたが容赦なく始まりましたね。「今夜get it on 遠慮なくいく」「今度こそは信じてもいい」その歌詞通りステージを渡ってDブロック前の即席ステージに登り、
「熱いフロアってのはこのことだろ!!!!!!」
かっこよ・・・。時空歪んだ。城ホール爆破するつもりかな。
目の前の台の上にはダイチ、サイドにダンサー…しかもライナウを踊っている。うまく表現できないが、インフルエンザの時に観る夢、そういうことにしておきましょう。(ちなみに2日目はEブロックだったが、それでも放たれる"圧"が凄くて十分だった。)
 
フロアが大沸騰したまま「EXCITE」へ。
最高のエキサイ。となりの男子学生もエキサイしすぎて歌い始めた(やめてくれ)。この日からエキサイ聞いたら心臓がエキサイし始めるようになった。ライナウがインフル中の夢ならこちらは効き始めたタミフル振り切った声量で爽快に歌うので、こちらも気持ちいい。エキサイ最高。
 
エキサイで生きることを肯定された後に美しいイントロで始まる「Cry&Fight」
タミフルでインフルか解放され、健康に生きることのありがたみをしみじみと感じるときのような清々しさ。
キレのあるダンスと解放的でパワフルな歌声で人生肯定される。これは・・・讃美歌・・・ゴスペル・・・そんな美しさとパワーがある。そして無音ダンス。
 

美しいクライマックスとアンコール

本編クライマックスは「Be Myself」
心が折れそうになっても顔をあげられるようになる、もはや宝物みたいな2曲を連続で聴ける幸福。辛いときはナンダカンダ、Cry&Fight、Be Myself、覚えておいてください。
この流れでタイトル通り自分らしくいてもいいと言われ、こちらも「Be!Myself!」と言うことを要求されたらもう…宗教。
三浦さんは""教え""を我々に説いている大僧正なんじゃないかとか思ってくる。行基菩薩?
(2日目はアンコールラストだったが)1日目はラストのサビ前のパン!というところで銀テープが放たれ、ゆっくり降り注いでくる銀テープのなかサビが聴こえてきて、あまりに美しくて泣いた。美しい光景2019第1位。思い出すだけでも涙が出そうになる。そして後奏が流れる中△の方を向いて腕を大きく横に広げている姿神々しいの極み後光差していた。
 
アンコールはアルバム「The Entertainer」から「all converge on "the one"」、アルバム「HIT」から「Darkest Before Dawn」
「all converge on "the one"」では、ダンサーがそれぞれ柱のように見え、神聖さがあった。シンプルで静かだけど重厚な音と、透き通る声が響き、「これは・・・神殿!?」となった。
アルバム内では一番初めにセットされている「Darkest Before Dawn」だが、希望を与えてくれる歌詞と声量を見せつけられるこの曲はクライマックスにピッタリ。三浦菩薩も仰向けになって熱唱していた。
 

まとめ

今回のセットリストは、新旧にとらわれない「今の自分で見せたいもの」で構成されているように感じた。まさに一つ一つの楽曲から収録アルバムやシングルの色を一度取り除くため選択し、無色透明にしてから再構成したという感じ。その証拠に、アルバムにのみ収録されている曲やシングルのカップリング曲も多く、ここに入りきらなかったものも含めて多くのステキな楽曲をチームで生んできたんだなと実感させられる。
そして、やっぱりこの人は「ライブの人」だな、と思わされるのであった。
 
 

DMバンド

ちなみに、毎度だとは思うが今回のDMバンドの演出は痺れるものが多かった。
「片隅」のバンドアレンジもかっこよくて、絶対音源になったら聞きまくる!と心に誓ったが、一番衝撃的だったのは「誘蛾灯」
まず登場シーン。ダンス演出が一旦終わり、後奏が始まると後ろの幕?が上がってDMバンドが登場。「えっいたの!?」っていう。
そもそも、初めての人などは三浦大知のライブがバンド生演奏だと思っていない人は多いと思う。そこでこの登場、かっこ良すぎでは・・・?
ステージ演出に加え、インスト部分自体も素晴らしい。バリバリのEDMであるこの曲がバンドアレンジされ、こんなにかっこよくなるなんて誰が予想したのだろうか…。DMバンド、最高です。
 

歌わなかったら普通の人

こんなにすごい、菩薩、教祖などと言ったが、MCでは普通のおにいさんになるところ、好き。
「汗かいて踊ってるけど誰なんだろう?って思ってる人いるかもしれないから」と「三浦大知で~す」と名乗って、△のセットを無茶ぶりで作ってもらった話、弾き語りが苦手な話などのゆる~いMC。
特にゲーマー三浦さんの崇拝する小島秀夫監督の新作について「すごい、すごいから!・・・ん~上手く言えないけど、全員やって!」(客席を指さす)と話す姿は、推しを語るオタクそのもので笑った。その日一番彼の目が輝いていた。
 
それと大阪1日目、「Lullaby」の弾き語りラスト…笑
美しさに涙をすする音が聞こえる中で、謎の和音。。「???」となる会場。。照明がつく前から「ギリアウトこれはアウト。でしょ」と聞こえ、ステージには腰に手を当ててなぜか偉そうな三浦さんが立っていた。
そういう、お茶目なところも見えるところも推せる。
 

三浦大知の哲学を浴びた

長々と述べたが、ライブからはとにかく三浦大知さんの大切にしているもの、テーマ、哲学を感じる。
今考えていることは「フラットでありたい」ということです、
いろんなものに興味を持ちつつ、周りに流されすぎず、自分を信じる。
そう考えながらやってますけど、楽しいですね!
といった感じ。決して「こうであるべき!」と押し付けてくる感じはなくて、あくまで「自分はこうありたいと思ってやってます」っていうのを見せてくれる。
そしてそれを美しく演出するスタッフ。素晴らしい。
こうやって思い出していたら、また「自分らしく色々挑戦していこう」って思えてきた。
とにかくそんなライブなのです。興味があったら是非気軽に行ってみてほしい。
 
ダンサー
PURI Shingo okamoto Taabow Macoto
Kazuki(s**t kingz) Noppo(s**t kingz)
 
DMバンド
Gt.上條 頌 Ba.滝本堅志 Key.瀧田敏広 Dr.望月 敬史 DJ大自然
 
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